多くの人が結婚をする30歳前後になると、「結婚したい!」と考える人は多いです。しかし中には「学歴に自信がなく、結婚に踏み切れない」という人もいます・
結論から言えば、中卒は確かに婚活に不利です。しかし、それを補う要素があれば、全く問題ありません!
この記事では、
- 中卒であることは、結婚において不利になるのか
- 結婚において、中卒であることが懸念される場合とその理由
- 中卒であっても結婚できる人の特徴
- 中卒で学歴コンプレックスのある人に向けた対処法
これらについて解説していきます。
中卒は結婚において不利になるのか?

中卒であることは、結婚において不利になるのでしょうか。この章では、プレジデント編集部さんの調査「結婚相手に求める学歴」の結果をまとめました。
こちらの調査は、独身男女1017名を対象にしたアンケート形式で行われており、男女別にそれぞれの結果をお伝えします。
男性の場合
男性に行った調査では「結婚相手に求める学歴」として、以下の結果が出ました。
中卒でも可:15.7%
高卒以上:39%
専門学校・短大以上:11.8%
大卒以上(学校名にはこだわらない):20.6%
大東亜帝国クラス:3.7%
日東駒専クラス:5%
成城・成蹊・明治学院クラス:2.6%
MARCHクラス:1.1%
国立・早慶クラス:0.6%
こちらの調査では、結婚相手が中卒でも可と答えた方は15.7%しかおりませんでした。
実際に恋愛関係に発展して結婚することはあっても、結婚相手には高卒以上の学歴であってほしいと考える人が大半のようです。
女性の場合
女性に行った調査では「結婚相手に求める学歴」として、以下の結果が出ました。
中卒でも可:5.5%
高卒以上:26.4%
専門学校・短大以上:12.7%
大卒以上(学校名にはこだわらない):30.8%
大東亜帝国クラス:3%
日東駒専クラス:7.2%
成城・成蹊・明治学院クラス:9.5%
MARCHクラス:3.8%
国立・早慶クラス:1.3%
男性の結果と比較すると、やはり女性の方が結婚相手に学歴を重視する傾向です。女性の約半数が「結婚相手は大卒以上であってほしい」と考えています。
中卒の人が結婚相手として懸念される理由

先ほどのデータから、中卒の人は結婚相手として懸念される可能性が高いと分かりました。
その理由は大きく以下の3つと考えられます。
- 個人や家庭に何か問題があると思われるから
- 仕事をしてもすぐ辞めてしまうと思われるから
- 中卒だと働ける職種が限られるから
個人や家庭に何か問題があると思われるから
中卒の人が結婚相手として懸念される理由1つめは、「個人や家庭に何か問題があるのでは?」と思われるからです。
実際これは完全な偏見でしょう。その理由は、個人や家庭に問題があるかどうかは中卒という情報だけでは判断できず、どんな理由で中卒となったのかによるからです。
例えば中学時代にはいじめられて不登校になっていたが、社会に出てから活躍した人はたくさんいます。
ただし世の中には中卒というだけで何か問題があると疑う人が一定数おり、結婚相手としては懸念される要因の1つです。
仕事をしてもすぐ辞めてしまうと思われるから
中卒の人が結婚相手として懸念される理由2つめは、仕事をしてもすぐに辞めてしまうと思われるからです。特に高校を中退している人に対しては「高校生活を最後まで続けられなかった人」という印象を持たれがちでしょう。
また別の意見では、「社会生活は学校生活よりも大変なので、学校生活に馴染めなかった人は会社でも馴染めず、すぐに辞めてしまうのでは」といった意見もありました。
中卒だと働ける職種が限られるから
中卒の人が結婚相手として懸念される理由3つめは、中卒だと働ける職種が限られるからです。求人の中には「高卒以上」「大卒以上」と規定されているものも多く、中卒だと専門職や公務員などの職種には就けません。
これは紛れもない事実なので、中卒者は就職や転職の際、圧倒的に不利となります。こうした事実から、結婚相手が中卒だと不安を抱える人は多いでしょう。
中卒でも結婚したいと思われる人の特徴

中卒は結婚相手として懸念される面もある一方、中卒でも結婚して幸せな生活を送っている人はたくさんいます。そうした人はどのような特徴を持っているのでしょうか?
結論として、以下に紹介する3つの特徴を持っています。
- 向上心がある
- 大人な対応ができる
- 結婚する意欲がある
向上心がある
中卒でも結婚したいと思える人の特徴1つめは、向上心があることです。理由は向上心があると「この人は将来性がありそう」と思われやすいからです。
学歴を言い訳にせず、向上心を持って仕事や勉強に励む姿は男女ともにかっこいいですよね。学歴はあくまで過去のものであり、社会生活においては学歴が関係しないことだらけです。
前向きに向上心を持っている方は、将来の成長が見込める結婚相手となるでしょう。
大人な対応ができる
中卒でも結婚したいと思える人の特徴2つめは、大人な対応ができることです。理由は安心感を与えてくれる存在になるからです。
もしデート中に入ったレストランで、相手が店員さんに対して態度が悪ければ、あなたはどう思うでしょうか。「自分に対しても横柄な態度をとるのでは?」とつい疑ってしまいませんか?
また大人の対応ができる人であれば、あなたが悩んでいる時も親身に相談に乗ってくれることでしょう。こうした大人の対応が安心感を与えてくれて、長く一緒にいたいと思わせてくれるのです。
結婚しようとする意欲がある
中卒でも結婚したいと思える人の特徴3つめは、結婚しようとする意欲があることです。理由は相手が結婚を真剣に考えてくれているからこそ、こちらも結婚に対して前向きになれるからです。
- 将来を見据えて今の仕事を頑張っている
- 将来について真剣に考えている
相手にこのような姿勢がみられたら、より真剣に結婚を考えている可能性が高いでしょう。
中卒であることにコンプレックスがある人の対処法

先ほどの章で、「中卒でも結婚して幸せな生活を送ることは可能」とご理解いただけたのではないでしょうか。
しかしそれでもコンプレックスが消えない人もいるでしょう。なぜなら先ほどご紹介した3つの特徴は、すべて抽象的な内面に関したものだからです。
そこでこの章では、実際に学歴コンプレックスを解消するための具体的な方法をお伝えしていきます。
高卒認定試験に合格する
学歴コンプレックスの対処法1つめは、高卒認定試験に合格することです。この試験に合格することで、高校卒業の学歴が得られます。
もし高校時代に学校生活に馴染めず中退してしまった人でも、高卒認定試験に合格すれば、周りからも「しっかり努力のできる人」という印象に変わるでしょう。
やりがいをもてる仕事を見つける
学歴コンプレックスの対処法2つめは、やりがいを感じられる仕事を見つけることです。理由は仕事にやりがいを感じられることで、学歴へのコンプレックスは自然と小さくなっていくからです。
現代は仕事や働き方の選択肢もかなり広がっていますので、今の仕事にやりがいを感じられていないのであれば、転職や独立を視野に入れてみてもいいでしょう。
高収入を得る
学歴コンプレックスの対処法3つめは、高収入を得られる人材になることです。
理由は学生時代のステータスは学歴であったのに対し、社会人になってからのステータスは年収で測られることが多いからです。
あまり他人と比較しすぎるのは幸せな生き方とはいえませんが、業種や職種は人によって様々であるため、共通の指標が収入くらいしかないことも原因でしょう。
しかし高収入を得ることで自信がつき、学歴コンプレックスが軽減される可能性は高いです。
【まとめ】
以上、中卒でも結婚する方法についてまとめました。
中卒で結婚というと一部ネガティブなイメージを持つ方がいるかもしれません。しかし実際に社会に出てからの努力次第で、結婚して幸せな生活を送ることは十分にできます。
この記事で改善できそうなものがあれば、ぜひ取り組んでみてください。