フリーランスの男性との結婚はあり?結婚生活の実態、不安点を解説

内閣官房日本経済再生総合事務局が行った「フリーランス実態調査結果」によると、2020年5月現在のフリーランスの人数は462万人。総務省統計局によると就業者数は6707万人ですので、およそ6.8%はフリーランスということになります。

つまり結婚相手がフリーランスである可能性は大いにあるのです。また現在は会社員でも独立してフリーランスになることも。

気になる人がフリーランスなんですが、結婚しても大丈夫でしょうか…

最近はフリーランスの方との結婚も増えていますよ。ですが、実態を把握しておかないと、後で後悔するかもしれません!

そこで本記事ではフリーランスの男性との結婚生活の実態や不安点を解説します。

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/zensedaigata_shakaihoshou/dai9/sankou.pdfhttps://www.chusho.meti.go.jp/koukai/shingikai/kihonmondai/seidsekkei/download/002_02-2.pdfhttps://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/index.htmlより引用

フリーランスの定義と年収の実態

フリーランスとの結婚を検討する場合に知っておくべき、フリーランスの定義と平均年収について解説します。

フリーランスとは従業員を雇用せず店舗を持たない個人事業主のこと

内閣官房によるフリーランスの定義は以下の通りです。

  • 個人で事業等を営んでいる
  • 従業員を雇用していない
  • 店舗をもたない
  • 農林漁業従事者ではない
  • 個人事業主だけでなく法人の経営者を含む

フリーランスと似た言葉で、「個人事業主」がありますが、個人事業主の一部がフリーランスです。店舗で飲食業や農林漁業を営んでいたり、従業員を雇用したりしている個人事業主はフリーランスとは定義されていません。

フリーランスの代表的な事業内容

フリーランスの事業はエンジニアや、デザイナー、イラストレーターやライター、ベビーシッター、家庭教師などさまざまです。

フリーランスと一口にいっても事業内容は千差万別であり、それによって収入やライフスタイルも異なります。

フリーランスの男性との結婚を検討している場合は、事業内容を確認しておきましょう。

フリーランスの平均的な年収

内閣官房の調査によるとフリーランスの年収は200万円〜300万円が最も多く、全体の19%です。年収200万円〜300万円と聞くと、非常に収入が低いように思えますが、これは売上から経費を差し引いた金額です。

フリーランスは、家賃や光熱費、携帯電話代や交通費等を経費として計上できますので、会社員の同年収よりも自由に使えるお金は多い傾向です。

また雇用されている人の年収とフリーランスの年収を比較すると、概ね一致していますので収入面ではサラリーマンに劣っているとはいえません。

フリーランスと結婚したらどうなる?フリーランスとの結婚生活の実態

フリーランスと結婚したらどんな生活になるのかをイメージしやすくするために、収入、ライフスタイル、安定性3点からフリーランスとの結婚生活を解説します。

フリーランス男性との結婚は経済的にどうなの?

「フリーランスの年収はサラリーマンの年収と大きく変わらない」と先ほどお話ししましたが、フリーランスである程度の実績があれば平均的なサラリーマン家庭以上に豊かな生活を送ることも可能です。

事業を大きくして、従業員を雇用し会社を設立して、大きな利益を生み出す可能性を秘めています。

一方で、軌道に乗っていない場合、まだまだ駆け出しで仕事が中々受注できない場合には、生活に困窮するリスクもあります。

フリーランス男性と結婚する場合は、相手のフリーランスとしての能力を確認しておきましょう。フリーランスの多くは、SNSで情報を発信していますので、TwitterやFacebook等をチェックしておくことをおすすめします。

WEB系のフリーランスであれば、クラウドソーシングサイトである程度の実績件数を確認できることもあります。

フリーランス男性のライフスタイルは?

フリーランス男性は、企業に雇用されていないため、サラリーマンのように毎朝決められた時間に出勤しないケースが多い傾向です。

一方で顧客の都合によって、早朝や深夜に出かけたり、仕事をしたりすることもありますので、生活リズムはサラリーマンよりも乱れやすいといえます。

その代わり、休みがとりやすく、自分で仕事の時間を組み立てられますので、家事や育児に参加してくれる可能性が高いです。

子どもが生まれたら、フリーランス男性は育児にも主体的に取り組んでもらえるケースも多く、女性側のキャリアを維持しながらの子育ても夢ではありません。保育園の送迎や急な発熱にも、柔軟に対応してもらえる可能性もあります。

フリーランス男性との結婚生活の安定性

フリーランスの収入は、サラリーマンと比較すると不安定です。

サラリーマンも、リストラや病気、怪我などによって職を失う可能性はあるものの、フリーランスよりも安定しています。会社側の都合による従業員の解雇は、労働基準法によって厳しく制限されているからです。

しかしながら、フリーランスと発注主の関係は法律によって守られていません。もちろん契約ですので、一定の制限はあるものの、発注主の都合によって簡単に契約は終了されてしまいます。

したがって、生活や精神的な安定感はサラリーマンには劣るでしょう。

フリーランス男性との結婚の3つの不安点

フリーランス男性との結婚生活の主な不安点を解説します。以下の点においては、サラリーマンよりも不安が大きいことを把握しておきましょう。

怪我や病気で働けなくなった時にすぐさま収入が絶たれるリスクがある

フリーランスは、サラリーマンと異なり雇用保険に加入できません。サラリーマンは、怪我や病気で4日以上休職し、会社から手当が支払われない場合には、雇用保険から傷病手当が支払われます。したがって一定期間は収入が途絶えることはありません。

一方でフリーランスは、怪我や病気で働けなくなった場合、収入が途絶える可能性が高いでしょう。

ただし本人の労働力に依存しない形で収入を得ているフリーランスは例外です。また収入保障保険に加入すれば、怪我や病気による収入減をカバーできます。

住宅ローン、マイカーローンの契約が難しい

フリーランスは、サラリーマンと比較すると社会的な信用が低いといわれています。住宅ローン、マイカーローンなどの審査が通りにくいため、マイホームやマイカーを持つために苦労する可能性があります。

もちろん、フリーランスであっても一定以上の収入があれば住宅ローンやマイカーローンの審査は通ります。しかしながら、フリーランスの多くが節税をしていますので、一定金額以上の住宅や自動車のローン契約は難しいでしょう。

国民年金のみに加入している場合は年金額が少ない

サラリーマンは国民年金の上乗せ年金である厚生年金にも加入しています。一方でフリーランスの多くは国民年金のみに加入していますので、将来の年金額が少額になります。

とはいえこの不安点については、老後資金を積み立てたり、国民年金基金に加入したりすれば解消できますので、二人で話し合っておくとよいでしょう。

結論:フリーランス男性との結婚はアリ?なし?

フリーランス男性との結婚は、相手のスキル、収入、将来性によっては大いにアリです。将来的に会社を設立して事業を拡大する可能性を秘めています。

一方で、人によっては収入が途絶えてしまい、生活に困窮するリスクもあります。

ある意味フリーランス男性との結婚は「賭け」といえますが、入念にリサーチすればその勝率はかなり高くなります。

フリーランス男性と結婚をする場合は、性格や価値観の相違だけでなく、「仕事のスキル」や「将来性」もチェックしておいてください。

フリーランスの実態を知った上で、フリーランス男性との結婚を希望する場合は結婚相談所やマッチングアプリで、検索してみましょう。すでにフリーランスの恋人がいる場合は、しっかりリサーチしてくださいね。

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